- 台風や水害に備えて
- 地震に備えて
台風や水害など災害が発生した時に備えて、注意していただくことをご紹介します。皆様の安全確保を第一に、防災対策にお役立て下さい。
事前の準備 - 強い風と雨、飛ばされそうな物はありませんか?
- 大雨で浸水の恐れがある場合は、電化製品や食品、衣類等の生活用品を高い場所に移動させましょう。
- アンテナや看板、庭木などは、強風で飛ばされて電線に触れると危険です。事前に点検し、修理や伐採をしておきましょう。
- 電線に樹木や看板、アンテナなどが接触している場合も大変危険です。お近くの電力会社に連絡しましょう。
避難するとき
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ガスの臭いがする時は電気を使わないで下さい。
ガスの臭いがするときは、電気の使用を避け、ガス栓を閉めて下さい。窓を開けて換気し、最寄りのガス会社に連絡しましょう。
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壊れたり水につかった電気機器は使わないで下さい。
壊れたり、水につかった電気機器は、漏電などの原因になるので、電気店などで点検してから使いましょう。
災害の後、再び電気を使うとき
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避難する場合は停電していても分電盤のブレーカーを切り、ガスや水道の元栓を締めて下さい。
電気やガスをそのままにしておくと、火事などの二次災害が起きる可能性があります。
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壊れたり水につかった電気機器は使わないで下さい。
特に電気は災害に強いライフラインです。災害の規模にもよりますが、他のライフラインより早く復旧します。そのとき、水に濡れたり、落下物で破損して壊れた電気機器に電流が流れると漏電して火災や感電の原因になる恐れがあります。
落雷に備えよう!
落雷によって電圧降下や瞬時停電が発生すると、コンピュータ機器などのデータが消失したり、トラブルが発生することがあります。大事なデータを守るために無停電電源装置(UPS)を活用すると安心です。
地震が発生した場合、火災を心配し、台所などの火の始末に気をとられがちですが、「阪神・淡路大震災」で発生した多くの火災は電化製品が原因でした。地震発生直後に停電していた電気も電力会社で復旧工事が完了したところから送電されるので、地震で壊れたり濡れたりした電化製品にも電気が送られるため、短絡や漏電が起こり火災の原因になります。
地震など災害発生時の注意点
- 使用中の電気器具のスイッチは必ず切り、アイロンやドライヤーなどの電熱器具はプラグをコンセントから抜く。
- 避難場所へ避難する場合は、分電盤のスイッチを切る。
- 壊れたり、一度水につかった屋内配線や電気器具は使用しない。
- 電気のスイッチを入れる場合は、ガス漏れがないことや配線や電気器具が壊れていないことを確認する。
- 屋外で垂れ下がった電線には触らないように注意する。
災害が起きる前の日常生活での注意点
- 電化製品は水に弱く、水がこぼれて発火する恐れがあるので、テレビなどの電化製品の上に花びんなどを置かない。
- タイマーなどで常時電源を入れる必要がある電化製品以外は、できる限り電源プラグをコンセントから抜く。省エネにも貢献!
- 電熱器具の付近や上部には可燃物や落下物を置かない。
- 日頃から分電盤がどこにあるか確認しておく。
感電を未然に防ぐ 漏電遮断器
漏電遮断器は、電気の配線や電化製品が不良となり電気が漏れると、すばやく電気を切る装置。分電盤にコレを取り付けておくと、ご家庭の電気設備や電気器具の漏電による感電などを未然に防止します。
熱帯魚の水槽が出火の原因に!
地震が発生すると、水槽がひっくり返ったり、ひびが入ったりして水槽内の水が漏れ、ヒーターが空焚き状態となり周囲のものを加熱し、出火することがあります。
その他にも、地震によって落ちてきたもので、電気ストーブのスイッチが入って出火ということもあるので、避難する時は、必ず分電盤のスイッチを切りましょう。