2030年の「ありたい姿」・長期的戦略
社会環境が大きく変化する中、これからの方向性をより明確化し、未来社会においても、「お客さまに選ばれ続ける企業」であるための長期的戦略として「QDHビジョン2030」を策定しました。
このビジョンの達成に向け、これまで培ってきた技術力をさらに高め、常に最高の技術、品質、サービスによって、人とエネルギーをつなぎ、地域社会の発展に貢献することで、さらなる成長を目指します。
ビジョンの実現に向けた基本方針
「ありたい姿」の実現に向けて、以下の3つを基本方針とし、各戦略を展開していきます。
3つの基本方針
4つの戦略
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事業戦略
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- 既存事業
- 各業務において、最高の技術、品質、サービスによってお客さまの潜在ニーズに応え、新たなサービスを提供することで既存事業の拡大を図る。
- 新事業
- 産学官および地方自治体との連携による情報収集や、研究開発および体制強化により、新事業領域での事業拡大に挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献する。
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知的戦略
- 創発的にイノベーションが生み出され、ビジネスへの早期展開が可能となる知的創造組織の構築に向け、ナレッジマネジメント強化、エンゲージメント向上を図るとともに、多様な人財が活躍できる「働きがいのある職場づくり」に向けた取組みを推進する。
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社会・環境戦略
- 脱炭素社会への貢献、災害発生時の早期復旧支援、電気技術者の育成等、電気エネルギーの利用をとおして地域社会に貢献できる体制を強化する。
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デジタル化戦略
- デジタルテクノロジーを活用し、点検技術の高度化・業務の効率化を図るとともに、新しい働き方(リモートワーク等)の推進に向けて、システム基盤の強靭化を図る。
2030年の「ありたい姿」
用語説明
イノベーション
新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味しています。
SDGs
国連で決定された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
「17の目標」で構成され、「経済・社会・環境」の3つが調和した持続可能な世界の実現を目指すものです。
ESG経営
環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取って作られた言葉です。
今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点に配慮した経営が必要だとされています。
ナレッジマネジメント
業務上有用な知識・ノウハウといった知的情報を組織的に蓄積し、企業活動に活用するための取り組みです。
エンゲージメント
組織と人が相互に影響しあい、共に必要な存在として絆を深めながら成長する力の事を指しています。
スマートコミュニティ
一定規模のコミュニティの中で、再生可能エネルギーや分散型エネルギーを用いつつ、IoTや蓄電池制御等の技術を活用したエネルギーマネジメントシステムを通じて、地域におけるエネルギー需給を総合的に管理し、高齢者の見守りなど他の生活支援サービスも取り込んだ新たな社会システムです。